今回は工房・工場についての説明です。
もしかしたらイメージしにくい人も多いかもしれませんので、先に補足させていただきます。
今回の括りでは、「OEM(製造委託)」、「多店舗展開している個人店等の製造拠点」、「大手メーカーの工場」とさせていただきます。
*OEMとは、取引先の会社の商標で販売される製品の受注生産。(クッキー缶の生産等)
製品だけでなく、指定された配合でのスポンジやパイ生地などのパーツの生産を行う。
1.勤務時間が安定している
大量生産が必要なためにスケジュールがしっかり組まれています。
朝早くから夕方まで、朝ゆっくりで夜まで、と言った風にどのタイミングで納品作業を行うかによって働き方は変わってくるとは思いますが、パティシエとしては比較的短時間で安定している場所が多いです。
製造に余裕のある閑散期等では、出勤人数を調整して現場は稼働させつつも長期休暇を取得するといった事も可能となっています。
働き方改革がパティシエ業界でも少しずつ進展しているとはいえ、やはり工房・工場関係が一歩先を行っているかと思います。
2.より多くの人に自分が携わった商品が届けられる
大量生産している現場ですから届ける人が多くなるのは当然です。
多店舗展開している場合は勿論ですが、全国に販売場所があるメーカーともなればとてつもない数で、もしかしたら海外のお客様にも届いているかもしれません。
SNS等で評判を知ることができますし、老若男女問わずに商品が届きやすい職場だと思います。
3.マネジメントスキルを磨く機会が増える
大きくなればなるほどパートアルバイトの人数が増える傾向にあります。
そうなると現場にパティシエとしている正社員にはどうしてもマネジメントスキルは必要になってきます。
製造だけでなくマネジメントもできるスタッフは貴重ですし、工場長などになれば収入も大幅に増えますので、有名パティシエとして活躍するのとは別で高収入を目指す一つの目安にもなります。
まとめ
・労働時間が安定しているので自分の時間を作りやすい
・大量生産によってより多くの人に商品が届く
・マネジメントスキルを磨いて高収入を目指すことができる
いかがだったでしょうか?
他で修行してパティシエ技術を磨いた人が工場長候補として入ってくることもあるので、新入社員として入社して工場長までなれるかはその職場次第ではありますが、過酷な現場で頑張ってきた人はそれまでのキャリアを活かしつつ働きやすい現場を見つけやすい選択しなのではないかと思います。
今回も最後までありがとうございました。
皆様の考えの一助になれば幸いです。
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