ホテルのデメリット 3選

パティシエ

前回はホテルのメリットを紹介したので今回はデメリットを紹介します。

1.繁忙期は休めない
2.既製品を使う事も多い
3.最近は居残り練習させてもらえない所が増えてきている

1.繁忙期は休めない

ウエディングや宴会、宿泊客は土日祝日やクリスマス等のイベント日に入ることが多くなっていますので、どうしてもその日に休むのは難しくなっています。
レストランやパティスリーでは年末年始の休みがあったりもしますが、ホテルだと年中営業が基本なので家族とそういった日に過ごせないのは辛いですよね。
もともと飲食業はカレンダー通りの日に休みを取ることが難しい職業ではありますが、ホテル勤務だとより難しいかと思います。

2.既製品を使う事も多い

宴会やウエディングなど一度のお客様が多いのがホテルの特徴です。
そこで、どうしても個人店よりも既製品を使う頻度が多くなってしまいます。
スポンジを仕入れてケーキを作ったり、冷凍ケーキを仕入れてデコレーションだけしてビュッフェに並べたりと、一から作るということは個人店よりも少なくなってしまいます。
これは、厨房を調理と兼用していたり、あっても最低限のスペースしかなかったりと一からケーキを作るのを目的としている厨房とは作りが違うから起きる事でもあります。
ただ、大量のお客様に提供するのに既製品を全く使わないと労働時間がいくらあっても足りないということが起きますので、安定した労働時間の確保のためには必要な犠牲とも言えます。

3.最近は居残り練習させてもらえない所が増えてきている

特に外資系ホテルで多く聞かれますが、勤務時間が終了したら速やかに退社し厨房に残ることを禁じているホテルが増えてきています。
これは、労働基準をしっかり守り労働者を守る意図があってとてもいいことです。
ただその弊害として、以前ではコンテストに出場するホテル勤務の人が多くいましたが、近年減少傾向にあると言われています。
また、以前はがっつりコンテストの為に練習する時間があったのにそれが無くなったために、クオリティの低下が見られるとも言われています。

まとめ

・スケジュール通りの休みの日はホテルが一番取りにくい

・既製品を多用する傾向があるので一から製品作りができない

・終業後の練習をやらせてもらえない所が増えている

いかがだったでしょうか?
これらのことをデメリットに感じるか感じないかは、勿論その人それぞれだと思います。

自分にとって譲れることと譲れない事。そういったことを見極めて就職先を決める参考にして頂ければ幸いです。

本日も最後までありがとうございました。

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