個人店のデメリット 3選

パティシエ

前回は個人店のメリットを紹介したので、今回はデメリットを紹介いたします。

1.労働時間が長い&休日が少ない
2.お菓子作りだけに集中できない
3.視野が狭くなることがある

1.労働時間が長い&休日が少ない

パティスリーの朝はどうしても早くなりがちです。
私が経験したのはお店のオープン時間にもよりますが、3~4時間くらい早く出勤する事が多いようです。
前日のケーキの残りをどの程度お店に並べるかにもよりますが、当日グラッサージュをかけたり生クリームを絞ったりカヌレなどの当日焼きの物があったりと、開店時間に間に合わせるためにはそれくらいの時間が必要になってきます。
ただし、最近では開店時間が遅めに設定していたり、開店時間にショーケースが全て埋まっていないお店もあるように従業員の事を考えているお店も増えてきています。
また、労働時間が長いだけではなく、休日の日数が少ない傾向にあるのも忘れてはいけないポイントですね。

2.お菓子作りだけに集中できない

これはいずれ独立したい人にはメリットですが、そうでない人はせっかく働き始めたのにお菓子作りができなくてモヤモヤするポイントですよね。
お菓子作りがしたくて就職したのにそれが出来ないなんて意味がない。そう思って転職し、他の個人店に行ってまた接客になって辞めてしまう人がいるのも事実です。
とにかくお菓子を作るんだ!という人は工房(工場)やホテルで働くことをお勧めします。

3.視野が狭くなることがある

個人店ではオーナーシェフということが多くなると思います。
そうなってくるとそのシェフの考えがどうしても強くなりますし、その作り方で作れることが大切になっていきます。
もちろん選んだお店の商品が好きだから、そのお店を選んだと思うのであすが、あくまでそれはそのお店のやり方だという事を忘れないでほしいと思います。
沢山ある選択肢の中から選んだ一つであり、他のお店では他のやり方がある。なぜそのお店ではその方法を選んだのかという理由の部分も含めて学ばないと頭でっかちになってしまうので注意が必要です。
また、人間関係で悩んだりその職場に馴染めなくてもそのお店が合わなかっただけの可能性もあるので必要以上に悩む必要はありません。

まとめ

夢や希望を持ってパティシエの世界に飛び出したのに、思っていたのと違うからって辞めてしまうのはとてももったいない事だと思います。(もちろん体や心を壊すまで働く必要はありませんが……)
自分が今やりたいこと、将来どうなっていたいのかなどを考えつつ今回紹介回した事も参考に就職先を選んでいってもらえれば幸いです。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

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