美味しいパウンドケーキの作り方 <作り方のあれこれ編>

パウンドケーキ

1.由来

パウンドケーキはカトルカール(quatre-quarts)と呼ばれ、4の4という意味です。
これは、小麦粉、バター、砂糖、卵の4種類の材料を等量使って作るお菓子なのでそう呼ばれています。
また、イギリスでは前記の材料を1ポンド(約450g)ずつ使って作る事からパウンドケーキ(Pound Cake)と呼ばれ、皆さんにはこちらの呼び方が慣れていますよね。
この由来から分かるのは、基本はとてもシンプルなお菓子という事です。
なんせ4つの材料を同じ量混ぜるだけですからねw
だけどシンプルだからこそ難しい!
普段何気に作っていても、ポイントを押さえればもっと美味しくなる可能性を秘めています。
今回は様々な作り方についてお伝えしていきたいと思います。

2.最初にバターと砂糖を混ぜる。(シュガーバッター法)

  1. バターと砂糖を混ぜる。(立ててもOK)
  2. 温めた卵を少しずつ加えて乳化させる。
  3. 最後に小麦粉を加えて混ぜる。

特徴

  • 適度に膨らむ
  • 大きい気泡が多く、きめが粗い
  • もろくて柔らかい

3.最初にバターと小麦粉を混ぜる。(フラワーバッター法)

  1. バターと小麦粉を混ぜる。(立ててもOK)
  2. 砂糖を加える。
  3. 温めた卵を少しずつ加えて乳化させる。(全卵に砂糖を加えたものを少しずつ加えて乳化させてもOK)

特徴

  • 良く膨らみ、割れ目が大きくなりやすい
  • キメが細かく、生地の目が詰まっている
  • ふんわりとソフトな食感

4.卵を卵黄と卵白で分けて使う。

  1. 卵を卵黄と卵白に分け、卵白と砂糖の一部を使ってメレンゲを作り、それを加えて作る。
  2. 通常卵を入れるタイミングで卵黄を加えて乳化させる。
  3. メレンゲを1/3程加えて比重を近付ける。
  4. 残りのメレンゲを加えて(小麦粉も一緒に)混ぜる。

特徴

  • よりふっくら仕上がる
  • メレンゲの空気が残るのでキメは荒くなる

まとめ

どれが良い、どれが悪いということではなくそれぞれの特徴を気にしつつ作ってみていただだけたらと思います。

シュガーバッター、フラワーバッター、バターをどれだけ立てるか(立てないか)、卵はどうするか。4種類の材料だけ使ったとしても様々な作り方があるのが分かって頂けたかと思います。

様々な作り方を知っていれば、あなたの好きなお店のパウンドケーキそっくりの食感もできるかもしれませんね

どれも共通しているのは卵と小麦粉が混ざるのは最後にして、グルテン形成を抑えているという点です。

シンプルだから奥が深い。

この記事を見てよりお菓子作りに興味のある人が増えて頂けたら幸いです。

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